Akarley (Northern Wild Orange)

リジー(Lizzie)が描くのは、彼女の言語で「Akarley」と呼ばれるノーザン・ワイルド・オレンジ（Capparis umbonata）のストーリーです。この植物は、高さ3.5メートルほどの小さな細長い木で、暗い色の樹皮としだれ状の葉を持っています。ワイルドオレンジは長い茎にぶら下がっており、熟すと黄色や赤に変色します。まだ熟していない2月頃採集され、暑い砂の中に埋めて熟すのを待ちます。こうすることで鳥や虫たちが食べてしまうことを予防することもできます。アボリジニの間では、Akarleyは他の同種の果実よりも優れた果実として好まれています。

リジーはAkarleyの葉と、微細なドットで彼女の土地をを描いています。Atnwengerrp地方のAkarleyには、古代のドリームタイムストーリーがあり、リジーをはじめとする女性たちは、若い世代の女性や少女たちにそれを伝えています。Akarleyは彼女の土地にとって重要な果物であり、この植物の精神的にも肉体的にもその健康と幸福を保護するために儀式が行われています。